×

メニュー
Menu

工事進捗状況
Progress

2024年2月度 進捗状況

3月上旬に上空から撮影した紫竹跨線橋の写真です。
橋梁下の足場も解体・撤去完了しております。




【2月_足場解体】

2023年6月から組立を行いました。
足場の設置ですが今月をもちまして解体・撤去完了いたしました。
橋梁下の規制を行い施工の方を行いました。

【足場解体前】

【足場解体状況】

【足場解体完了】




【工事完了挨拶】

【着手前】

【着手前】

【着手前】


【完成】

【完成】

【完成】


2023年4月から着手しました、紫竹跨線橋補修工事ですが、今月2月をもちまして現場での工事は完了いたしました。
3月は完成書類を作成いたします。
車通りが多く高所作業、JR近接作業など危険作業が続く中、無事無事故・無災害で工事を完了することができました。
近隣住民の皆様や付近を通行される皆様にご迷惑をおかけいたしました。



2024年1月度 進捗状況

1月中旬に上空から撮影した紫竹跨線橋の写真です。
橋の上は特に変わっておりませんが足場の中での作業は少しずつ完成に近づいています。




【1月_下部工の補修】

11月.12月と説明しました床版下面の補修を同じ要領でA2橋台、P3橋脚と橋を支える下部工にも行いました。
1月末で時点ではつり及びモルタル充填の作業は完了しております。
施工前のボロボロになったコンクリートが施工完了時点では欠損のないきれいな状態になっていることが伺えます。

【P3橋脚・施工前】

【P3橋脚・施工完了】


【A2橋台・施工前】

【A2橋台・施工完了】




【1月_ひび割れの補修】

今月からコンクリートに発生したひび割れの補修も行いました。
今回の工法はひび割れ充填工といい、ひび割れ箇所を中心に工具でU字のように補修箇所のカットを行い、その上にシール材を充填するといった工法を行いました。

【ひび割れ補修・施工前】
こちらが補修前の写真になります。
大きなひび割れが発生しているのが確認できます。
ひび割れの幅、長さを測定してから施工を行います。

【ひび割れ補修・Uカット】
工具を用いてUカットを行っている写真です。
Uの形にコンクリートが切断されているのがわかります。

【ひび割れ補修・清掃】
ゴミがあると材料の付着が悪くなる為Uカットした箇所の清掃を行っています。


【ひび割れ補修・幅測定】
規定の幅があるか確認を行っています。

【ひび割れ補修・深さ測定】
規定の深さがあるか確認を行っています。

【ひび割れ補修・Uカット完了】
こちらがUカット完了の写真となります。


【ひび割れ補修・プライマー塗布】
材料とコンクリート面の付着をよくする為にプライマーを塗布している状況です。

【ひび割れ補修・シール材塗布】
シール材を塗布している状況になります。
この後ヘラで平坦に仕上げます。

【ひび割れ補修・施工完了】
こちらが施工完了写真となります。




【1月_表面含浸工】

コンクリートの長寿命化を図る為コンクリートの表面保護材という材料を床版下面に塗布を行いました。

【表面含浸工・施工前】
こちらが施工前の写真になります。

【表面含浸工・ケレン】
下地処理として床版下面のケレンを行い表面の汚れや付着物の除去を行いました。

【表面含浸工・清掃】
その後清掃を行い完全にゴミが付着していない状態にしました。


【表面含浸工・ケレン清掃完了】
こちらがケレン・清掃完了の写真になります。

【表面含浸工・材料塗布状況】
材料の塗布状況になります。
こちらの材料を2回に分けて塗布していきます。

【表面含浸工・施工完了】
透明な材料で分かりづらいですが、こちらで施工完了となります。




【1月_はく落防止工】

床版下面のコンクリートの劣化及び変状が進み市道上にコンクリートが剝がれ落ち一般車両・通行人に当たる可能性があたため、本工事でははく落防止工といたしまして材料の塗布を行いました。

【はく落防止工・ケレン】
先程紹介いたしました、表面含浸工の後にもう一度下地処理として床版下面のケレンを行います。
この際もゴミなどの有害物を除去していきます。

【はく落防止工・清掃】
その後清掃を行い、完全に有害物や細かいゴミの付着を除去していきます。

【はく落防止工・ケレン完了】
こちらがケレン完了の写真になります。


【はく落防止工・プライマー塗布】
主材料とコンクリート面の付着を良くするプライマーという接着剤を塗布している状況です。

【はく落防止工・主剤塗布】
この作業員さんが左手に持っている材料が主剤です。
少し硬い材料になりますがこちらを塗布していきます。

【はく落防止工・施工完了】
こちらが施工完了の写真になります。
透明の材料になるので分かりにくいですが、少し光が反射してテカテカしているのが分かりますね。




【1月_水切り設置】

降雨時に壁高欄を伝って床版下部に回り込む水は、ひび割れや欠損部分から内部に浸透し、内部鉄筋の腐食やコンクリートの劣化につながります。
その防止のために床版裏に回り込む伝い水による橋梁の劣化を予防するため今回工事では既設の水切りを埋戻し後付け水切りを設置しました。

【水切り設置・施工前】
こちらが水切りの設置前となってます。
壁の際に少し溝が切っているのが分かります。
これが古い水切りとなっております。

【水切り設置・ケレン】
こちらは既設の水切りを埋め戻す前に細かいゴミの付着を除去するためのケレンを行っている状況です。

【水切り設置・埋戻し完了】
こちらが既設水切り埋戻し完了の写真になります。


【水切り設置・取付状況】
これが実際に取り付ける水切りになります。
シール材を水切りに直接塗りコンクリートに付着させます。

【は水切り設置・取付状況】
こちらが実際の取付状況となります。
二人一組で取り付けました。

【水切り設置・施工完了】
こちらが施工完了の写真になります。
これでコンクリート面に水がかかる前に水が除去されます。



2023年12月度 進捗状況

12月中旬に上空から撮影した紫竹跨線橋の写真です。
11月と橋の上の様子は変わっていませんが、気温が下がり雪が降ってきました。




【12月_下部工塗装塗替工】

12月から下部工の塗替え塗装を行いました。
下の写真の通り橋脚の隙間から錆が出ているのが分かると思います。
一度錆と古い塗料をケレンで除去した後に主桁同様塗替え塗装を行い下部工の塗装に関しては合計5層に分けて塗装を行いました。

【塗装塗替前】

【ケレン状況】

【ケレン完了】


【塗装状況】

【塗装状況】

【塗装完了】




【12月_主桁塗装塗替工進捗】

塗装は12月末現在、対象箇所の塗替えは完了しています。
赤部分が今回の対象箇所となっております。


【塗装塗替後】




【床版下面の補修】

11月にも説明しました床版下面の補修の写真です。
12月末で下床版のはつり及びモルタル充填の作業は完了しております。
古くなったコンクリートの色が変わり新しくなっていることが写真でも分かると思います。

【下床版施工前】

【下床版補修完了】



2023年11月度 進捗状況

11月中旬に上空から撮影した紫竹跨線橋の写真です。
手前側の道路のアスファルトの色が変わっている箇所が本工事の橋面の補修箇所です。
写真では見えませんが、壁高欄の補修も完了しております。


【11月_主桁塗装塗替工進捗】

塗装は11月末現在、図の赤部分が終了して青部分の作業を行っています。
作業内容は9月の日中作業(主桁塗装塗替工)と同じです。
※12月7日の時点で主桁塗装の99%は完了し、細かい箇所の塗装を行っております。




【塗装塗替工のビフォーアフター】

まだ吊り足場が橋梁を覆っており同じ位置からの撮影が出来ないため比較をすることが出来ませんが、
塗替え塗装を行うことで錆や汚れが綺麗になくなっています。

【塗装塗替前】1

【塗装塗替前】2

【塗装塗替前】3


【塗装塗替後】1

【塗装塗替後】2

【塗装塗替後】3




【床版下面の補修】

10月中旬から11月末の現在も行われている床版下面の補修の写真です。
コンクリート床版のひび割れ部分を補修するため、コンクリートを斫(はつ)り取って新たにモルタルを塗りこんでいく作業です。

【床版下面の補修_01】
床版下面の補修を要する箇所は工事の発注時点で調査されているのですが、他にコンクリートが浮いていて危険な箇所が無いかをハンマーで叩いて調査しています。

【床版下面の補修_02】
補修を行う位置にマーキングを行います。
写真は代表的な部分を抽出していますが実際は約20箇所の補修箇所があります。

【床版下面の補修_03】
ピンポイントで補修を行うために予めカッターで目地を入れます。
削りカスが飛散して床が汚れないよう掃除機で吸いながら作業を行います。
その後ハンマードリルで鉄筋がむき出しになるまで古いコンクリートを斫ります。


【床版下面の補修_04】
コンクリートを斫り終えた状態の写真です。
再びコンクリートに浮きが無いかを叩いて確認し、もろい部分があれば叩き落とします。

【床版下面の補修_05】
電動たわしで鉄筋表面のコンクリートや錆を1本1本綺麗に除去し、その後で鉄筋の表面にハケを使って防錆材を塗布します。

【床版下面の補修_06】
防錆材の塗布が完了しました。


【床版下面の補修_07】
補修材のモルタルを練っています。

【床版下面の補修_08】
コテを使ってモルタルを補修箇所に塗り込んでいきます。
下向きの面の補修かつ車両による振動が大きい状況では、一度に厚く塗ってしまうとモルタルが固まる前に垂れたり、剥がれたり、ひびが入ってしまうので1日1~2㎝程度の厚さでしか塗ることが出来ません。

【床版下面の補修_09】
モルタルの塗り込みを何層も重ねていきます。
常に腕を上げて、力強く押さえつける必要があるので腕の筋肉が非常に疲れます。
11月末の時点ではここまでですが、まだ作業は続きます。




【見学会 新潟大学】

10月31日に新潟大学の学生による現場見学会が行われました。




【見学会 国交省】

11月22日に国交省の関係者による現場見学会が行われました。




2023年10月度 進捗状況

10月中旬に上空から撮影した紫竹跨線橋の写真です。
上り線側の色が変わっている箇所が橋面の補修箇所です。
写真では見えませんが、壁高欄の補修も完了しました。

紫竹跨線橋の道路上の工事は11月10日に完了し、7月末から約3ヶ月続いた通行規制が終了致します。
長い間ご協力ありがとうございました。


日中作業(主桁塗装塗替工)

塗装は10月末現在、図の赤部分が終了して青部分の作業を行っています。
作業内容は9月の日中作業(主桁塗装塗替工)と同じです。




夜間作業(壁高欄補修工)

9月中旬から10月末の夜間に行われた壁高欄補修の写真です。

【壁高欄補修_01】
補修前の左側の壁高欄です。
約50年の間、雨風にさらされて、中の鉄筋が錆びてコンクリート表面から露出しています。
このまま放置すると鉄筋が更に膨張してコンクリートを破壊して弱体化するので補修が必要です。
川田建設は約77mの範囲の補修を行います。

【壁高欄補修_02】
コンクリート表面から露出している錆びた鉄筋の拡大写真です。
コンクリート表面が雨風で削られているのが分かります。
壁高欄の設置当時はコンクリートの表面から鉄筋まで30mm程度の位置に埋まっていたはずなのですが・・・。

【壁高欄補修_03】
コンクリート補修のために、古いコンクリートを一度斫(はつ)る必要があります。
綺麗に斫るためにあらかじめコンクリートにカッターを入れます。


【壁高欄補修_04】
ハンマードリルで鉄筋がむき出しになるまで古いコンクリートを斫ります。

【壁高欄補修_05】
コンクリートを斫り終えた状態の写真です。
予想以上に鉄筋表面が錆びてました。

【壁高欄補修_06】
電動たわしで鉄筋表面の錆を1本1本綺麗に除去します。


【壁高欄補修_07】
鉄筋の錆落としが完了したら、次は表面に防錆材をハケで塗布します。

【壁高欄補修_08】
防錆材塗布完了。

【壁高欄補修_09】
①先頭の人がモルタルをコテで厚塗りし、②次の人が仕上げ、③最後の人が更に丁寧に仕上げつつ連なって右側に移動していきます。
見ていると「ガイア、オルテガ、マッシュ!ジェットストリームアタックをしかけるぞ!」が頭に浮かびます。
塗布できるモルタル厚さは1日約1cm。
それ以上の厚さで塗ると柔らかいモルタルが自重で垂れてしまいます。
5層に分けて5日かけて重ね塗りしました。


【壁高欄補修_10】
モルタルが硬化したら壁高欄を高圧洗浄します。50年の汚れを洗浄だ~!!。

【壁高欄補修_11】
コンクリートの表面に含浸材を塗布します。
含浸材はコンクリートの表面を緻密化して水分の侵入を防ぎ、劣化を防ぎます。

【壁高欄補修_12】
壁高欄の補修が完了しました。
これで夜間の交通規制を伴う道路上の作業は終了です。



2023年9月度 進捗状況

9月中旬に上空から撮影した紫竹跨線橋の写真です。
上り線側の色が変わっている箇所が橋面の補修箇所です。

もうしばらく夜間工事に伴う通行規制が続きますがご協力お願いします。


日中作業(主桁塗装塗替工)

【塗装ステップ_01】
前回の塗替え塗装から数十年。
古くなった緑色の塗装をブラストで剥いでいきます。
「ブラスト」とは0.8㎜のステンレス玉の粉を圧縮空気で打ち出して塗装を削っていく作業です。
大変危険な作業ですので、作業中は完全防護服を着用します。

【塗装ステップ_02】
ブラストを終えた直後の写真です。
古い塗装は全て剝ぎ取られて鋼色の地肌が現れました。

【塗装ステップ_03】
ブラスト後は数時間で鉄板表面にサビを発生させてしまうため、直ちに防食下地塗装を行います。


【塗装ステップ_04】
もう1層防食下地塗装を塗って防護します。

【塗装ステップ_05】
防食下地を塗って灰色一色になりました。

【塗装ステップ_06】
下塗り1層目を行います。
今度は茶色に塗装します。
塗装の色が異なるのは、同じ色だと塗装をどこまで行ったのか分からなくなり、塗り残しをしてしまうことを防ぐためです。


【塗装ステップ_07】
下塗り1層目が完了して茶色一色になりました。

【塗装ステップ_08】
下塗り2層目を行います。
全体を灰色に染めていきます。

【塗装ステップ_09】
ボルト・ピンで鉄板を繋いでいるところは段差があって水分や塩分が付着し腐食しやすいので特別念入りに2回塗装を行います。


【塗装ステップ_10】
下塗りが完成しました。
ボルト・ピン部分は他の場所より1層多く塗装しています。

【塗装ステップ_11】
中塗りを行います。
エアスプレーで淡い緑色に塗装します。

【塗装ステップ_12】
ペンキが1メートル以上吹き出すスプレーを使ってるときの気分はスプラ●ゥーン


【塗装ステップ_13】
淡い緑色一色になり中塗りが完了しました。

【塗装ステップ_14】
緑色の塗料で上塗りを行います。

【塗装ステップ_15】
緑色一色となり上塗りが完了しました。
ボルト・ピンの位置では全部合わせた塗装の厚みは約0.8mmとなります。


【塗装ステップ_16_塗装膜厚測定「ウェットゲージ」】
塗料を塗った直後にこのゲージを押し当てることで、膜厚が何マイクロメートルあるのか調べることが出来ます。
塗料を塗る度にゲージを使用します。

【塗装ステップ_17_塗装膜厚測定「膜厚計」】
塗料が乾燥したら電気抵抗で厚みを測定する「膜厚計」という機器を使って膜厚が何マイクロメートルあるのか測定します。
塗料を塗って乾燥する度に膜厚計を使用します。




夜間作業(伸縮装置取替工)

国道7号線(上り線)の夜間通行規制にご協力していただきありがとうございます。
10月の下旬に大まかな通行規制が終了しますのでもうしばらくの間よろしくお願いいたします。

9月から10月の夜間に行われた伸縮装置取替の写真です。
夜間通行規制が22時から翌朝6時までの8時間で一旦作業を終わらせて朝には全車線走行ができているように計画しました。

【伸縮装置の取替_01】
古い伸縮装置の写真です。
まだ使えるように見えますがここから雨水が下に流れたり、舗装が凸凹して大きな音を発生させたりしています。
本工事ではこの伸縮装置を撤去して新しいものに取り換えることになりました。

【伸縮装置の取替_02】
1日目。
第1走行車線の伸縮装置をコンクリートカッターやブレーカーやガス切断機を使用してなんとか撤去しました。
アスファルトが濡れないように隙間を鉄板で塞ぎます。

【伸縮装置の取替_03】
新しい伸縮装置を設置するには時間が足りないので、この日は仮のアスファルト舗装で蓋をして車が走行できるようにして終了です。


【伸縮装置の取替_04】
仮のアスファルト舗装状態です。
その日の日中はこれで車を通行させます。

【伸縮装置の取替_05】
次の日の夜。
アスファルト、コンクリートを削り取る切削機を搬入しました。
皆さん「ゾウさん」と呼んでました。
ちなみに鼻の部分はベルトコンベヤーです。

【伸縮装置の取替_06】
「ゾウさん」の足元です。
コンクリートを削るための回転ビットが付いています。
男心がくすぐられます。


【伸縮装置の取替_07】
伸縮装置の前後2.5メートル、合計約5m幅のアスファルトを「ゾウさん」で均一に削ります。
ビットで削られたコンクリート・アスファルトのガラはベルトコンベヤーでダンプに積まれて処理場へ運ばれます。

【伸縮装置の取替_08】
所定の深さまで削った凹みに、新しいアスファルトを敷いて舗装します。

【伸縮装置の取替_09】
アスファルトを綺麗に舗装して均し固めます。
ここで2日目終了。
通行規制を解除します。


【伸縮装置の取替_10】
3日目。
再び伸縮装置部分のアスファルトを撤去して綺麗に溝を掘ります。

【伸縮装置の取替_11】
新しい伸縮装置を設置します。
絶対に動かないように何十本もの鉄のアンカーと溶接で伸縮装置を固定します。

【伸縮装置の取替_12】
伸縮装置の隙間にコンクリートを流し込みます。
通常のコンクリートは固まるまでに1日以上かかるのですが、今回は朝の通行規制解除時間を考慮して2時間で固まる特殊なコンクリートを使用しています。


【伸縮装置の取替_13】
取替が完了した伸縮装置です。
まだ第1走行車線のみなので、第2走行車線と第3走行車線の伸縮装置取替には同じ作業を2回繰り返すことになります。


(ここからは10月に施工しました)

【伸縮装置の取替_14】
【伸縮装置の取替_10および11】と同様に第2走行車線と第3走行車線に新しい伸縮装置を設置します。

【伸縮装置の取替_15】
【伸縮装置の取替_12】と同様に、2時間で固まり3時間で所定の強度が得られる特殊なコンクリートを打設して伸縮装置を固定します。

【伸縮装置の取替_16】
第1~第3走行車線の全ての伸縮装置の取替が完了しました。



2023年8月度 進捗状況

主桁塗装塗替え作業

長年風雨にさらされ続けた鋼桁は塗装が剥げ落ちて鉄部分が錆び始めた箇所が出てきたため、
今現在の塗装を剥がして新たに塗装の塗り直しを行っています。

跨線橋下から見た現在の鋼桁の風景です。

吊り足場で囲まれ、雨風を防ぐ囲いの中で塗装塗替え作業を行っています。

下の機材は、「循環式ブラスト」を行うための機械で、直径1mm以下のステンレスの玉を高圧力で放出して塗装を削り、大型集塵機によってステンレス玉や塗装片を回収するためのものです。


ステンレス玉を空気とともに打ち出して緑色の古い塗装を削っています。
体に当たると怪我をしますので、完全防護服を着用しての作業になります。
今年の夏は酷暑のため、密閉した吊り足場の中での完全防護服を着ての作業はまさにサウナ。
熱中症にならないよう、水分と塩分、細かい休憩を入れながらの作業となりました。

集塵機から延びたホースで、砂場のように積もったステンレス玉を吸い取り回収します。
回収したものは、塗装片とステンレス玉に分離したあと、再びブラストに使用します。

ブラスト完了時の状況です。


ブラスト完了時の状況です。
手前に見える砂粒のようなものがステンレス玉です。

ブラストが完了したら有機ジンクリッチペイント(1層目)をエアスプレーを使って塗装します。
僅かなサビも許さないため、ブラスト完了後4時間以内に直ちに塗装を行わなくてはいけません。

塗装は1回行えば終わりではなく、様々な種類の塗料を使用しながら5~6回塗り重ねることになります。
本工事は11月まで塗装を行う予定です。




夜間作業

【床版補修】
連日深夜の国道7号線上のコンクリート床版部の補修工事の交通規制や斫り音で近隣の皆様には大変ご迷惑をおかけしております。
上り線側の白くなっている部分が補修が完了した箇所で、計画補修箇所の約半分程度の完成率となっております。



2023年7月度 進捗状況

橋の支点部

橋の全ての荷重がかかる支点部の再生具合の写真です。




夜間作業

【橋梁床版補修工事の概要】
橋梁損傷の調査結果により、橋のコンクリートで傷んでいる箇所を斫(はつ)り取り、新たなコンクリートで置き換えます。
夜22:00~朝6:00までに作業を終わらせて交通解放する必要があり、段取り良く施工を行わなくてはいけません。

夜間工事_01
夜22:00から国道7号線の通行規制を行い、その日の夜に補修する位置をチョークで描きます。

夜間工事_02
表面のアスファルトと、その下のコンクリートにカッターを入れます。
中の鉄筋を切断しないように注意深くコンクリートを切断します。

夜間工事_03
鉄筋を傷つけないように注意しながらアスファルトとコンクリート深さ8cm程度をブレーカーで斫り取ります。


夜間工事_04
防音対策用テントの中で斫り作業を行います。

夜間工事_05
アスファルト撤去後にコンクリートの傷んでいる箇所を確認しています。

夜間工事_06
鉄筋を残してコンクリート上面を撤去しました。


夜間工事_07
細かいひび割れに浸透するエポキシ樹脂とコンクリート継目付着用の接着剤を塗布します。

夜間工事_08
コンクリートモービル車という特殊な車で超速硬コンクリートを搬入します。

夜間工事_09
超速硬コンクリートを打設します。
このコンクリートは通常の10倍以上、僅か3時間で所定の設計強度24N/mm2を発現する特殊な材料です。
※ 「24N/mm2」とは 1mm×1mmの正方形で2.4kgの重量に耐えられる事を示してます。


夜間工事_10
本来はアスファルト舗装を行うのですが、今回は仮舗装として超速硬コンクリートをアスファルト変わりに使用します。
後で撤去してアスファルトに置き換えるので、剥がしやすいようにシートを敷いておきます。

夜間工事_11
シートの上に超速硬コンクリートを流して固めます。
周りのアスファルトと段差が生じないように注意して均します。

夜間工事_12
2時間ほどで強度が出ますので、その後は交通規制を解除します。
この夜の作業はこれで終了となります。


この夜間工事01~12を1セットにして、約30回平日の夜に繰り返します。
その後は別の夜間工事に移行します。



2023年6月度 進捗状況

橋梁補修の作業を安全かつスムーズに行う上で必要となる、足場の組立が完了しました。





2023年5月 着手前

着手前の状況です。
6月より現場作業を行う予定です。
交通規制等によりご不便をお掛け致しますが、ご理解とご協力のほどよろしくお願い致します。